女性医師

鬱チェックをしてみよう|正直に答えることが大切

気分の病気を知ろう

ハート

特徴がたくさんあります

鬱病は、一般には感情の疾患と考えられていることが多いです。しかし、実際には思考や意欲などにも影響を及ぼす疾患です。原因もストレスと考えられることが多いですが、現実には多様で、脳血管疾患や更年期障害などでも鬱病は発症します。鬱病の確定診断時には、問診が時間をかけて行われます。その際には性格や生育環境がチェックされます。鬱病には、発症しやすい性格があると考えられています。責任感が強かったり、物事をいい加減にできないなどの性格がそれにあてはまります。生育環境では、どんな家庭でどんな生活をしていたかがチェックされます。鬱病が発症しやすい家庭環境パターンがあるからです。確定診断において一番チェックされるのは、患者が最も訴えることです。例えば患者が眠れないと訴えたら、それはいつごろか、何があったからか、どのくらい続いているか、などのように細かくチェックしてきます。これによって浮かび上がってくる症状を、診断基準に照らし合わせながら、診断を医師は行っているのです。診断後は治療です。治療は薬物療法や心理教育、カウンセリングが中心ですが、入院して治療する場合には作業療法などのリハビリも治療プログラムに入ってきます。

注目される理由は何か

鬱病が関心を寄せる一番の理由は患者数が増加しているからです。日本においても、世界中の先進国においても同様に鬱病患者は増加しています。原因はどの国もそんなに違いがなく、労働環境の激化やグローバル化による価値観の変化などがあげられます。日本においては鬱病の新型の登場が、鬱病患者の増加に大きく関与しています。以前までの鬱病とは症状に大きな違いがある新型鬱病は、若い世代を中心に増加していると考えられています。鬱病に関心が集まるのは、この疾患を合併しやすい疾患が増えていることもあげられます。生活習慣病である肥満症や糖尿病は、一般に鬱病を発症しやすいと考えられています。糖尿病などは食事療法による治療が中心となりますが、血糖値を常に気にかけながらの生活が一生続く状態は、非常にストレスが多いからです。更年期障害も鬱病が発症しやすいといわれています。原因は性ホルモンの減少による自律神経の異常です。自律神経とは、臓器を意識とは関係なく機能させている神経で、この神経が乱れることで動悸がしたり、急に汗をかいたりと体に影響が出るだけでなく、時に精神状態にも影響すると考えられています。イライラしたり、抑うつ状態になるといった症状は有名な更年期障害の症状です。